【2023】Mayaで使えるショートカットキー40選!ショートカットキー以外の方法も解説


by Render Pool

9月 15, 2023

Mayaの作業を効率的に行う方法として、ショートカットキーを用いる方法があります。モデリングの作業ではさまざまなボタンを使用するため、ある程度の操作をキーボードで行えるようにしておくことで、マウスの移動距離が少なくなり、大幅に作業効率を改善できます。

とはいえ、ショートカットキーを逐一覚えるのも面倒くさいと感じる方も多いのではないでしょうか?

今回は、Mayaで使えるショートカットキーを操作方法別に多数解説しています。ショートカットキーで作業の効率化を図りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

Mayaで使えるショートカットキー:選択系

まずは、Mayaで作業を効率化できる選択系のショートカットキーを紹介します。選択系のショートカットキーをマスターすることで、マウスをたくさん移動せずに求めているオブジェクトを選択することができます。

B ソフト選択
B長押し + 左クリックドラッグ ソフト選択半径を変更する
B長押し + ホイール中ボタンドラッグ ソフト半径を0半径から変更する
Shift + > ポリゴンの選択領域を拡大する
Shift + < ポリゴンの選択領域を縮小する
F7 マルチコンポーネント選択する
F8 オブジェクト/コンポーネントモードを切り替える
F9 頂点選択モード
F10 エッジ選択モード
F11 フェース選択モード
F12 UV選択モード
Alt(option)+下矢印キー 1ピクセル下に移動
Alt(option)+上矢印キー 1ピクセル上に移動
Alt(option)+左矢印キー 1ピクセル左に移動
Alt(option)+右矢印キー 1ピクセル右に移動

 

Mayaで使えるショートカットキー:表示変更系

Mayaでは、表示の変更や表示オプションの切り替えに便利なショートカットキーがあります。こちらを活用すると、ビュー全体が見やすくなり、作業効率も大幅にアップするはずです。

H 選択項目の表示/非表示を切り替える
Ctrl + 1 選択項目をソロ表示/非表示を切り替える
1 オリジナルメッシュ表示
2 オリジナル+スムースメッシュ表示
3 スムースメッシュ表示
4 ワイヤーフレーム表示
5 シェーディング表示
6 テクスチャ有りのシェーディング表示
7 すべてのライトを使用する

 

Mayaで使えるショートカットキー:作業修正系

作業中にミスをした場合や修正が必要な場合に使用するショートカットキーがあります。これらのショートカットキーを使うことで、素早く修正や取り消しを行うことができ、モデル作成をより直感的に行えるでしょう。

Z 元に戻す
Shift + Z 戻したものをやり直し
G 作業コマンドを繰り返す

Mayaで使えるショートカットキー:ビュー系

Mayaのビューを操作するためのショートカットキーも多くあります。背景色を変更できたり、選択したオブジェクトにカメラを向けたりと、画面を調整する際に役立ちます。

Space 複数パネルとアクティブ単一表示を切り替える
アウトライナ上でF 選択項目を開く
Alt + B 背景色を変更する
F 選択オブジェクトにカメラをフォーカスする

Mayaで使えるショートカットキー:モデル編集系

次に、モデル編集系のショートカットキーを紹介します。これにより、頂点の移動やエッジの分割、ポリゴンの結合などの操作をスムーズに行うことが可能です。

P ペアレント化
Ctrl + G グループ化
Ctrl + P ペアレントを解除する
Ctrl + D 選択項目を複製する
Ctrl + Shift + G 選択項目の特殊な複製を行う
Alt + Shift + D ヒストリを削除する

Mayaで使えるショートカットキー:シーン操作系

シーン操作系のショートカットキーを覚えることで、シーンの保存や読み込み、カメラの切り替えなどを素早く行うことができます。

Ctrl + N 新規シーンを作成する
Ctrl + S シーンを保存する
Ctrl + O シーンを開く

ショートカットキーを新規で登録する方法

Mayaでは、独自のショートカットキーを新規で登録することも可能です。ここでは、ショートカットキーを割り当てる方法や既存のショートカットキーを編集する方法を紹介します。

ショートカットキーを割り当てる方法

新規のショートカットキーを割り当てるためには、次の操作を行いましょう。

  1. 「Window」メニューから「Settings/Preferences」→「Hotkey Editor」を選択します。
  2. 「Hotkey Editor」ウィンドウが表示されたら、「New」ボタンをクリックします。
  3. ショートカットキーの名前とコマンドを入力します。
  4. 「Duplicate」ボタンをクリックしてショートカットキーを割り当てます。

ショートカットキーを覚えさせておくことで、自分の行う作業をスムーズに行えます。既存のショートカットキーに存在しない場合は、ぜひ試してみてください。

ショートカットキーを編集する方法

既存のショートカットキーを編集するためには、以下の手順を実行します。

  1. 「Window」メニューから「Settings/Preferences」→「Hotkey Editor」を選択します。
  2. 「Hotkey Editor」ウィンドウが表示されたら、編集したいショートカットキーを選択します。
  3. 編集したいショートカットキーの名前と変更するコマンドを入力します。
  4. 「Duplicate」ボタンをクリックしてショートカットキーを割り当てます。

ちなみに、こちらの編集に関しては既存のショートカットキーを編集することもできます。使い勝手に合わせて編集してみても良いでしょう。

Mayaでショートカットキーを使うメリット

次に、Mayaでショートカットキーを使うメリットについて解説します。

作業時間を短縮できる

ショートカットキーを使うことで、作業時間を短縮することができます。マウス操作に比べてキーボード操作の方が素早く行えるため、効率的な作業が可能です。

たとえば、テキストをコピー&ペーストする場合、マウスで範囲を選択して右クリックし、コピーを選び、再度右クリックしてペーストを選ぶ必要がありますが、ショートカットキーを使うと、選択した数値をすぐにコピーしてペーストすることができます。

直感的にモデルを作成できる

ショートカットキーを使うことで、直感的にモデルを作成することができます。キーボードの特定のキーを押すだけで、必要な操作を行うことができるため、作業のフローがスムーズになります。

たとえば、新しいオブジェクトを作成する場合、マウスでメニューからオブジェクトを選び、クリックして配置する必要がありますが、ショートカットキーを使うと、簡単にオブジェクトを作成することができます。

さらに、ショートカットキーを使うことによって、操作の効率を向上させることも可能です。例えば、オブジェクトのサイズを変更する場合、マウスでサイズ変更ハンドルを探し、ドラッグしてサイズを変更する必要がありますが、ショートカットキーを使えば、サイズ変更ダイアログボックスを表示し、数値を入力するだけで簡単にサイズを変更することができます。

マウスの移動距離が少ない

ショートカットキーを使うことで、マウスの移動距離を減らすことができます。マウス操作に比べてキーボード操作は手元ですることができるため、手の動きが少なくなります。

特に、画面上のボタンをクリックする場合、マウスでボタンを探し、カーソルを移動させてクリックする必要がありますが、ショートカットキーを使うと、キーボード上の特定のキーを押すだけのワンアクションでボタンを選択できます。ショートカットキーを使うことでマウス操作に比べて手の動きを少なくし、作業効率を向上させることができます。ぜひ積極的にショートカットキーを活用してみてください。

ショートカットキー以外で作業を短縮する方法

Mayaで作業をさらに効率化するために、ショートカットキー以外の方法もあります。次の方法もぜひ試してみてください。

マーキングメニューを利用する

マーキングメニューを利用することで、よく使用するコマンドを素早く表示できます。マーキングメニューはMayaのメッシュを選択した状態で「Shift+右クリック」をすると表示されます。

デフォルトのマーキングメニューでも多くの機能を選択できるため、まずは使ってみることをおすすめします。もしくは、ウィンドウ→設定/プリファレンス→マーキングメニューエディタを開き、マーキングメニューの作成からメニューをドラッグアンドドロップすることで設定が可能です。

多ボタンマウスを購入する

多ボタンマウスを購入することで、マウス操作をより効率的に行うことができます。追加のボタンを使用して、より多くの機能やショートカットキーを割り当てることが可能です。

これにより、作業がよりスムーズになり、生産性が向上します。さらに、多ボタンマウスを使用することで、同時に複数の作業を行うことが可能です。例えば、画面を切り替えつつモデルに標準を合わせるといった操作を同時に行えます。

よく使う操作をマウスに読み込ませることで、時間を節約し、効率を高めることが可能です。多ボタンマウスにはさまざまなものがありますが、親指や人差し指でクリックできるものを選択すると、マウス操作だけで効率的に作業を行えるはずです。

レンダリングにかかる時間を短縮する

レンダリングは時間がかかります。そのため、時間を短縮する工夫が重要になります。特に、Mayaで映像を制作する場合には、レンダリングに数日の時間がかかることもあります。

しかし、納期を守るためにクオリティを犠牲にする必要はありません。いくつか対策を取ることで解消できます。

ハードウェアをより良いものにする

1つ目の方法として、レンダリング時間を短縮するためにハードウェアをより良いものに変化させる方法があります。新しいグラフィックカードや高性能のプロセッサを導入することで、レンダリングの速度を向上させることが可能です。外付けのものであれば、数十万円程度のコストがかかります。

パソコンを買い替える

2つ目の方法として、パソコン自体を買い替えるという方法があります。

古いパソコンを使用する場合には、どうしてもスペックに限界があります。現行で販売されているゲーミング用のパソコンはGPUの性能が優れており、そちらに乗り換えることでかかる時間を短縮できるでしょう。この場合も20~30万円程度のコストがかかります。

クラウドレンダリングを活用する

3つ目にクラウドレンダリングサービスを活用する方法があります。

こちらであれば、高性能のパソコンを購入しなくてもフルスペックのレンダリングができるため、コストを抑えることが可能です。利用料金も1分あたり〇円の計算とほかの方法よりも抑えられます。そこまで利用頻度が高くない場合にはクラウドレンダリングサービスを活用したほうがコストを削減できるでしょう。

レンダリングを効率化するならRender Poolがおすすめ

レンダリング作業を効率化するためには、Render Pool(レンダープール)を利用することをおすすめします。

Render Poolはクラウドレンダリングを提供しているサービスであり、活用すれば、レンダリングにかかる時間を大幅に短縮できます。事実、292時間かかっていたレンダリングを約15時間に短縮できたり、78時間のレンダリングを9時間に短縮できたりといった事例があります。

レンダリングの効率化を測りたい方には、ぜひ活用していただきたいサービスです。今なら無料登録でレンダリングができるデモクレジットを配布しており、Render Poolの操作感とクオリティ、素早さが体験できるので、まずはRender Poolの機能を体験してみてください。

まとめ

Mayaのショートカットキーについて詳しく解説しました。

Mayaでの作業を効率化するためには、ショートカットキーを活用しましょう。また、ショートカットキー以外の方法も併用することで、作業効率をさらに向上させることができます。

今回紹介した内容も参考に、ショートカットキーを1つでも多く覚えてみてください。