【2024】Mayaの価格はいくら?バージョンごとの料金を解説


by Render Pool

7月 27, 2024

「Mayaが高額だということは知っているけど、実際どのくらいの費用がかかる?」「特別価格で安く購入することはできない?」と疑問をお持ちの方は多いでしょう。

Mayaは3DCGソフトの中でも高額ですが、よりプロフェッショナルな領域で作業を行う上では必要不可欠なソフトとなります。そのため、「できれば費用を抑えたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?

今回は、Mayaの価格を各プランごとに紹介するとともに、特別価格で購入する方法についても紹介します。また、費用を抑えたい場合に使える代替ソフトウェアも幾つか紹介するので、Mayaの導入がしたいけど費用を抑えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

Mayaの価格はどのくらい?

Mayaにはさまざまなプランが用意されており、プランによっても価格が異なります。2023年現在販売されているプランの料金を比較します。

通常版Mayaの価格

通常盤のMayaは次のような価格となっています。

  • サブスクリプションプラン
    • 858,000円/3年
    • 286,000円/1年
    • 36,300円/1ヶ月
  • Flexプラン
    • 42,900円/100トークン(16日分)
    • 214,500円/500トークン(83日分)
    • カスタム/トークン料に応じる

月々支払うよりも年額で費用を支払う方が安くなっており、年額で一括払いすると、料金の34%が割り引かれます。つまり、長く使う予定がある人は3年プランに加入した方が費用を抑えられる仕組みです。

また、定期的に利用する予定はあるけど、そこまで頻繁に利用しないという方はFlexプランで契約した方がコストを抑えられます。

Maya Indie版の価格

Maya Indieは対象者の条件が設けられている代わりに、通常版のMayaよりも価格を抑えて利用できるプランです。Mayaと比較して若干の使用制限はありますが、重要な機能はそのまま維持されているため、要件を満たす方はこちらの方がお得に利用できます。

要件として設定されているのは次のとおりです。

  • クリエイティブ制作者である場合、年収1500万円未満であること
  • Mayaを扱うプロジェクトが10万ドルを超えないこと
  • 1ユーザーまたは1組織につき1サブスクリプションのライセンスのみ利用すること

つまり、個人のクリエイターであれば基本的には条件を満たすため、まったく問題ありません。2023年10月現在は、年間42,900円の費用でMaya Indieが利用できます。

Maya LT版の価格

Maya LTは通常版と比較して機能制限が設けられている代わりに年額42,900円で利用できるソフトです。具体的には、CG用のレンダリング機能に制限がかけられているため、実務で使用するのは不可能だといえます。

また、Maya LTのデータをMayaで開くには少し面倒くさい操作を行う必要があります。Maya Indieと同価格であり、実務で利用するなら確実にIndie版を購入した方が良いですが、LT版は月額5,500円で数ヶ月間のみ利用できるので、Mayaの機能を試しに利用してみたい方にはおすすめです。

Maya体験版の価格

Mayaの無料版は、30日限定で全てのMayaの機能が操作できるプランです。Mayaの操作感を勉強したいと考えている方は、一切コストがかからないため、こちらの利用をおすすめします。

唯一、商用利用ができないというデメリットはありますが、そこだけクリアすればまったく問題はありません。

Maya学生版の価格

Mayaの学生版は証明を出せば、Mayaの全ての機能を1年間無料で利用できます。学生版は学生だけでなく教育機関の教授・先生も利用することが可能です。

Maya学生版の使用要件は次のとおりです。

  • 認定教育機関であること:こちらに定められている資格を満たすことが必須です。中・高・大・専門・ホームスクールなどが対象となります。
  • 雇用契約を結んでいる教員であること:非正規雇用の教員は利用できません。
  • 登録書類を用意できること:教員の場合は教職員リストや登録書、学生の場合は成績証明書や授業料の領収書などが必要になります。

上記の条件を満たす場合には、学生版の利用をおすすめします。

Mayaの料金の支払い方法

Mayaの料金は月額・年額もしくはFlexプランで費用を支払います。いずれもサブスクリプション契約のため、一度費用を支払えば永遠にソフトを使えるというわけではありません。

サブスクリプションプランはずっと費用がかかるため、あまり使いたくないと考える方もいるかもしれませんが、毎月の費用があるおかげで定期的にMayaはアップデートを繰り返すことができます。実際、数年前のバージョンと比較して圧倒的に使い勝手は良くなっておりますので、そこは甘んじて受け入れる必要があるでしょう。

Mayaを特別価格で購入する方法

Mayaは特別価格で購入できる場合があります。ここでは、価格を抑える上で使える特別価格を2つ紹介します。

特別割引を利用する

まずは、定期的に行われる特別割引を活用する方法です。特別割引はAutodesk社の公式サイトで定期的に行われており、〇%オフというようなキャンペーンが開催されます。

また、Mayaの販売代理店から割引プランが用意されることもあるため、購入する際は公式サイトだけでなく販売代理店のサイトも確認するようにしましょう。

他のソフトと組み合わせて購入する

他のソフトとの同時購入で割引が行われることもあります。実際、こちらのキャンペーンは定期的に開催されており、20~30%程度の割引が適用されることもあります。他のソフトの導入も検討している場合には、利用してみると良いでしょう。

費用を抑えたい場合に使えるMaya以外の3DCGソフト

Mayaは年額費用が高いため、他のソフトで代替できないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、3DCG制作に使える3つのソフトを紹介します。

Blender

Blender

Blenderは、プロフェッショナルから趣味のユーザーまで幅広く使用されている強力な3Dモデリングソフトウェアです。オープンソースで無料でありながら、モデルを作成するための機能やツールが豊富に用意されています。

また、ソフトに足りない機能があった場合にはユーザーが開発を行い、配布しているため、同じ悩みを抱えたユーザーが解決策を提示してくれている場合もあります。

 

参照元:Blender

Shade3D

Shade3D

Shade3Dは、高度な機能と能力を備えた人気のある3Dモデリングソフトウェアです。プロダクトデザインや建築、キャラクターデザインなどさまざまな用途に使える機能が備わっています。

また、フォトリアルなアニメーションを作成することにも強みを持っており、ライティングや物体の質感なども意識したレンダリングを行うことも可能です。プランはベーシック、スタンダード、プロフェッショナルがあり、最も安いベーシック版は21,780円で利用できます。

 

参照元:Shade3D

SketchUp

SketchUp

SketchUpは、建築やインテリアデザインの制作に最適な3Dソフトです。建物や家具などの3Dモデルを素早く簡単に作成することができます。SketchUpは、モデリングプロセスを簡素化するためのさまざまなツールや機能を提供しており、どんなスキルレベルのユーザーでも利用できます。

インストールして使う「SketchUp Pro」もしくはブラウザ上で利用できる「SketchUp for Web」が利用できます。Pro版でも年間349ドル程度で利用できるため、Mayaを使うよりもコストパフォーマンスが高いです。また、Free版も用意されており、商用利用は不可能なものの、30日間SketchUpの操作性を体験可能です。

3DCG制作でMayaの購入以外にかかる費用

3DCGの制作においてはMayaの購入以外にも費用がかかります。「できる限りコストを抑えたいけど、どのくらいの費用がかかるのかわからない」と疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

パソコンなどの初期投資

3DCG制作には高性能のパソコンが必要です。グラフィックカードやCPUの性能によって価格は異なりますが、初期投資として数十万円以上かかる場合もあります。

また、必要なソフトウェアや周辺機器(ペンタブ、他ボタンマウス)の購入にも費用がかかることがあります。

制作にかかる電気代(ランニングコスト)

3DCG制作はパソコンを長時間稼働させる必要があります。そのため、電気代も制作にかかるランニングコストとして考慮する必要があります。

特に複雑なシーンのモデリングを行う場合には処理に多くの電気が必要になり、電気代が増える可能性があります。この部分をあまり考慮しない方も多いですが、一般家庭で利用する電気代とは大きく異なる場合があるため、確認しておくことをおすすめします。

レンダリングコスト

3DCG制作では、レンダリングと呼ばれる画像処理作業が必要です。大規模なプロジェクトでは、レンダリングに時間とコンピュータリソースがかかるため、会社にレンダーファームを構築し、その分の電気代を支払わなければならないこともあります。

もしくは、外部のレンダリングファームを利用しレンダリングにかかる時間を短縮するケースもあります。その際にかかる費用も事前に考慮しておくことが大切です。

Mayaの3D制作でコストを抑えるなら「Render Pool」がおすすめ

上記でご紹介したように、Mayaの3D制作においては多くの費用がかかります。ただでさえソフトウェア費用が高いことから、少しでもコストを節約したいと考える方は多いのではないでしょうか?

ここでは、Mayaの3D制作制作でコストを抑えられるクラウドレンダリングサービス「Render Pool」について紹介します。

1,000台以上のサーバーで高速レンダリング

Render Poolでは、1,000台以上のサーバーを活用することができます。複数の高性能サーバーを活用してレンダリングを行うため、1台のパソコンでレンダリングを行うよりも時間を短縮することが可能です。

事実、78時間のレンダリングを3時間に短縮できた実績があります。また、サービス紹介ページにあるように、有名アニメのレンダリングをお手伝いした実績もあるため、安心してご利用いただけるでしょう。

1分3円の低コストで利用可能

1分あたり3円という低コストでRender Poolを利用することができます。この低コストな料金体系により、予算を節約しながらも高品質なレンダリングを行うことができます。

また、追加の費用がかかることは一切なく、「予想以上に費用がかかってしまった」と心配する必要はありません。

日本語に完全対応

Render Poolは、日本語に完全対応しています。クラウドレンダリングを提供している企業の多くは、日本語に対応しておらず、日本人にとっては少し不安に感じる要素があるかもしれません。

Render Poolを活用すれば、ファイルをアップロードし、手順にしたがって操作することで簡単にレンダリングを行えます。

まとめ

Mayaの価格を各プランごとに紹介するとともに、特別価格で購入する方法についても紹介しました。Mayaは他の3DCGソフトと比較して価格が高く、手を出しづらいと考える方も多いかもしれません。

そういった場合には、特別割引プランなどを活用することでかかる費用を削減できるため、ぜひ利用を検討してみてください。

また、3DCG制作において特に費用がかかるレンダリングのコストを削減したい場合にはRender Poolの活用を検討してみてください。1,000台以上のサーバーでレンダリング作業を高速化でき、1分3円の低コストで利用ができます。

高性能のパソコンを購入するよりもコストを抑えられるはずですので、まずは無料のデモクレジットを利用し、Render Poolの効果を実感してみてください。