System/システム


by inoue

8月 28, 2020

System(システム)設定は、レンダリングに使用するハードウェアを選択するレンダリングモードなど基本的なレンダリング動作を制御しています。AMDのRadeon ProRenderでは、システムの設定は、最終レンダリング用とプレビュー用(ビューポートレンダーとサムネイル画像)で個別に定義されます。

ビューポートのレンダリングとサムネイルの場合、通常は低品質の設定、または画像の再計算を高速化する設定を選択します。システム設定の範囲を選択するには、Preferences forリストから必要なオプションを選択します。

System/システム

About Radeon ProrRnder/ Radeon ProrRnderについて

現在インストールされているProRenderプラグインのバージョンやダウンロードページ、ドキュメント、およびコミュニティなどの便利なリソースへのリンクへについての情報を見つけることができます。

Preferences for

最終レンダリング用とプレビュー用(ビューポートレンダーとサムネイル画像)のどちらの設定をするかを選択します。この設定でOther Settingsの部分の設定項目が変わります。

Render Setup /レンダーセットアップ

Render Setup設定は、本番とビューポートのレンダリングに使用されるハードウェアを定義するために使用されています。ProRenderは、GPUおよびCPUデバイスをサポートしています。

インストール中に、 ProRenderはハードウェアチェックを実行して、OpenCLをサポートするGPUを検出します。そのようなGPUが検出された場合、最初のGPUカードがデフォルトのレンダリングデバイスとして設定されます。OpenCL準拠のGPUが検出されない場合、ProRenderはデフォルトでCPUレンダリングになります。

使用するレンダーデバイスのタイプを変更できます。選択できるオプションは次のとおりです

  • CPUのみ:レンダリングに使用するスレッド(論理プロセッサ)の数を指定できます。
  • GPUのみ: 1つまたは複数のGPUを使用できます。
  • CPU + GPU:CPUとGPUデバイスを同時に使用できます。

:可能であれば、レンダリングを高速化するため、レンダリングにはGPUデバイスを選択します。OpenCL準拠のGPUが利用できない場合は、CPUレンダリングを使用します。CPU + GPUレンダリングは、各コンポーネントの相対的なパフォーマンスに応じて、高速または低速になります。

Override Thread Count

CPUを使用したレンダリングで、使用するスレッド数を指定することができます。スレッド数を設定するには、 Override Thread Countオプションを有効にし、CPUスレッド数を入力します。レンダリングプロセス中に他のアプリケーションで一定数のスレッドを使用したい場合に特に便利です。

Other Settings

Samples per Update/サンプル更新頻度

プロダクションレンダリング中にイメージが更新される頻度を制御します。更新の頻度は、ピクセルサンプルを計算するために行われた反復回数で測定されます。

デフォルトでは、出力は10回の反復ごとに更新されます。この値を大きくすると、更新の頻度は少なくなりますが、レンダリングプロセスが著しく高速化されます。画像がレンダリングされるときにあまりフィードバックを必要としない場合は、この値を高く設定します。

Thumbnail Iterations Count/サムネイル反復カウント

ハイパーシェードにおけるマテリアルプレビュー用のピクセルあたりのサンプル数を制御します。

Thumbnail Iterations Count/サムネイル反復カウント

Render Mode/レンダリングモード

ビューポートで使用されるレンダリングモードを指定します。詳細については、「Viewport Render」のセクションを参照してください。

Max Ray Depth/最大光線深度

デフォルトでは、「Max Ray Depth」「Max Diffuse Ray Depth」「MaxReflection Ray Depth」について、ビューポートと最終レンダリングに同じ値を使用しています。必要に応じて、ビューポートレンダリングでカスタム値を設定できます(通常は低品質)。max depth settings(最大光線深度)設定の詳細については「Quality」のセクションを参照してください。

Viewport Motion Blur/ビューポートモーションブラー

ビューポートへのレンダリング時にモーションブラーを使用するかどうかを定義します。モーションブラーの詳細については、「Effects」 のセクションを参照してください。