【2020】クラウドレンダリングとは?レンダリング高速化の1つ&おすすめ会社3選


by takuya.

4月 29, 2020

あなたは、クラウドレンダリングについて調べていますか?

クラウドは、あなたのレンダリング作業のスピードを大幅にアップさせる可能性があります。

 

近年、音楽聴き放題などクラウド型のサービスが増えてきています。

その流れから、レンダリングにもクラウドの波が押し寄せており、3DCGや動画編集などを業務や趣味で行っている場合に利用できます。

それでは、クラウドレンダリングの意味や高速化の秘訣を詳しく説明していきましょう。

クラウドレンダリングの概要

まずは、クラウドレンダリングの意味について解説します。

クラウドレンダリングは「クラウド」と「レンダリング」が合わさった用語です。

それぞれの言葉の意味についてお伝えしましょう。

クラウドとは

そもそも、「クラウド」とは何なのでしょうか?

 

クラウドは直訳すると、「雲」という意味です。

この元々の意味から、現在では「雲のように浮かんでいるインターネット上のサービスや形態」を「クラウド」と呼びます。

つまり、パソコンなどにソフトウェアとしてインストールしなくても、Google ChromeやSafariといったインターネットブラウザ上で動作するアプリなどが「クラウド型のサービス」です。

 

最近では、クラウドは多くのサービスで採用されています。

例えば、クラウド型の音楽サービスがあります。

  • Appleミュージック
  • Amazonミュージック
  • LINEミュージック
  • Spotify

などがあります。「サブスクリプション(略してサブスク)」と呼ばれています。

これらのサービスは、CDを購入しなくてもブラウザを通してインターネットの向こう側のサービスを利用することができます。

また、インターネットに接続してさえあれば、音源をダウンロードする必要もありません。

 

ビジネスでは、クラウド型の「グループウェア」が使用されています。

グループウェアとしては、

  • Microsoft社の「Microsoft Office365」
  • 日本のIT企業であるサイボウズ社の「サイボウズ Office」

が有名です。

複数のスタッフが、業務のファイルなどを1ヶ所のクラウド型サービス(グループウェア)に保存し共有することができます。

オフィスアプリを共有することもできますし、メールやスケジュール帳を共同で利用することも可能です。

コロナウィルスの影響でビジネスのリモートワーク(テレワーク・在宅勤務)化が進んでいますが、クラウド型のグループウェアを使用するとオンラインで会議を行うこともできます。

レンダリングとは

続いて、「レンダリング」とは何でしょうか?

レンダリングとは、3DCGや映像編集、DTM(Desk Top Music)などのPCやコンピュータ作業においてイメージを処理することを意味します。

 

3DCGでは、モデリングで作成したイメージに光の当て具合を加工したり、色を追加したりすることをレンダリングと呼びます。

映像制作では、映画やドラマ、テレビ映像の元動画にテロップを付けたり音を追加したりしたものを、一つのファイルとして書き出すことをレンダリングと呼びます。

DTM業務では、元となるギターやキーボードの音源にドラム音やシンセサイザー音、効果音を付け足したものを一つのファイルにまとめて書き出すことをレンダリング(または「ミックスダウン」「バウンス」)と呼びます。

クラウドレンダリングとは

それでは、最終的に「クラウドレンダリング」とは何なのでしょうか?

  • クラウド:「インターネット上で動作するサービス」
  • レンダリング:「3DCGなどのイメージをコンピューターで処理すること」

をそれぞれ意味します。

そのため、クラウドレンダリングは「インターネットブラウザを通して利用できるレンダリングサービス」のことです。

3DCGなどのレンダリングを、個人用PCで行うのではなく、インターネットの向こう側のコンピュータ(サーバー)で処理することを意味します。

レンダリングを高速化する方法

レンダリングの処理を高速化するには、2つの方法が考えられます。

 

1つは、手持ちのPCを改造したり買い替えたりする方法です。

もう1つは、クラウドレンダリングのサービスを利用する方法です。

 

ここでは、それぞれのメリットとデメリットを見ていきます。

方法①:PCを改造する

まず、レンダリングを高速化する方法として、PCを改造したり買い替えたりする方法のメリット、デメリットを考えてみましょう。

メリット

まずメリットには、次の5つが考えられます。

  • 一度改造してしまえばしばらくコストがかからない
  • PCやサーバーが好きな人にとっては作業がおもしろい
  • 新しいPCパーツなどが販売されれば臨機応変に対応できる
  • PCを買い換えてしまえば最新のものにアップグレードできる
  • PCやコンピュータに関しての知識に詳しくなる

デメリット

逆に、デメリットとしては次の4つがあります。

  • PCやサーバーに慣れていない場合はハードルが高い
  • 最新で最上位のPCなどを揃えると数十万円から数百万円かかることがある
  • レンダリングスピードに問題があるたびにパーツなどを変える必要が出てくるため業務のスピードに支障が出る
  • 本当にレンダリングを高速化しようとするとサーバーを何台も用意する必要がある

方法②:クラウドレンダリングを利用する

次に、レンダリングを高速化するためにクラウドレンダリングを利用するメリット、デメリットをお伝えしましょう。

メリット

メリットとしては、次の5つが考えられます。

  • PCやサーバーなどを無理にアップグレードする必要がない
  • 今のままのPCでもクラウドでレンダリングを行えばかなり高速化できることが多い
  • PCやサーバーを買い替えなくても高速化ができる
  • PCやコンピュータの知識に自信がなくてもレンダリング用のファイルをクラウドサービスにアップロードすると利用できる
  • クラウドサービスでレンダリングしている間にPCで違う作業ができる

デメリット

逆にデメリットとしては、次の4つがあります。

  • 月々の利用料がかかる
  • PCやサーバーの知識が増えにくい
  • PCなどの買い替え時期を逃すこともある
  • 最新・最上位のPCでなくても処理できることが多いため最新のガジェットが好きな方にはマイナスになる

レンダリング高速化の方法①:PC改造

それでは、レンダリングを高速化するためのPC改造を具体的にお伝えしていきましょう。

次の4つのパーツを改造することが可能です。

  1. CPU
  2. メモリ
  3. GPU
  4. SSD

PC改造①:CPU

レンダリングのスピードアップで特に重要なのが、CPUとメモリ、GPUです。

CPUは、PCの「メインの頭脳」のようなパーツです。

 

インテル社の「Core i」シリーズが有名で、最新のCPUだと「Core i9」シリーズが販売されています。

また、AMD社の「Ryzen」シリーズも最近ユーザーからの評価が高いためおすすめです。

PC改造②:メモリ

PCの高速化で次に重要なのが、メモリです。

CPUがメインの頭脳だとするとメモリは「サブの頭脳」であると言えます。

 

メモリも型が新しく、容量が多いほど有利です。

プロとしてレンダリングを行う場合は、64GBほどはあった方が良いでしょう。

ギリギリの容量で16GBほどです。

PC改造③:GPU

レンダリングの高速化では、GPUも大切です。

GPUとは「ビデオカード」「グラフィックカード」と呼ばれるパーツで、映像を専門に処理します。

3DCGのレンダリングでは、CPUレンダリングが今までメインでしたが、GPUの価格が下がってきたことによりGPUレンダリングも増えてきています。

 

GPUでは、NVIDIA社の「Quadro」と「GeForce」が有名です。

Quadroは、業務用に最適化されたGPUで、GeForceはゲームなどの個人向けのGPUです。

ただ、シリーズによりますがGeForceの性能も高いためレンダリングに利用することも可能です。

また、AMD社の「Radeon」も最近人気があります。

PC改造④:SSD

レンダリング高速化のためのPC改造で、一番最後におすすめするパーツはSSDです。

SSDとは、メモリと同じ様な構造を採用したドライブです。

 

今まで主流であったHDD(ハードディスクドライブ))の代わりとなります。

HDDに比べて大幅にデータ転送速度がスピードアップしたため、レンダリングを含めてPC全体の速度改善に役立ちます。

レンダリング高速化の方法②:クラウドレンダリングの利用

それでは、ここからはレンダリング高速化のためにクラウドレンダリングを利用するパターンをお伝えします。

クラウドレンダリングは、提供されているサービスを選ぶ必要があります。

ここでは、3社をご案内します。

クラウド①:Googleクラウドプラットフォーム(ZYNC)

ZYNC

Googleクラウドプラットフォームは、言わずと知れたGoogle社が提供するクラウドレンダリングです。

Googleは、アルファベットと言う企業グループのIT関連会社です。ZYNCというレンダリングの企業をGoogleが買収し現在のサービスが提供されています。

NVIDIA社のGPUが採用されています。

クラウド②:Azure Batch Rendering

Azure Batch Rendering

Azure Batch Renderingは、日本でも世界でも有名なMicrosoft社が運営するクラウドレンダリングです。

大手企業も利用しており、Mayaなどの3DCGソフトに対応しています。

クラウド③:Render Pool(レンダープール)

Render Pool

Render Pool(レンダープール)は、モルゲンロット社が運営するクラウドレンダリングです。

CPUとGPUともにAMD社の技術を採用しています。

また、モルゲンロット社は、「GPU Power保持」で世界No.1です。

まとめ

クラウドレンダリングについてご紹介しました。

レンダリングは処理に時間がかかることが多く、業務効率化のためにPCを買い替えたりして高速化しようとすると非常に費用や手間がかかることがあると思います。

 

Render Pool(レンダープール)では、1,000台以上のGPUサーバーを用意しており、場合によっては何時間もかかるレンダリングを数分に短縮できます。また、1クリックでの簡単なアップロードにも対応しています。

3DCG、VFXなどに利用でき、最近話題のVR(バーチャル・リアリティ)の開発にも使用可能です。

ぜひ、快適なレンダリングをお楽しみください!